Schengen 90/180 ルールを日本語で解説(日本人ノマド必読)
Schengen 圏の 90/180 ルールの本当の意味を実例で解説。日本人旅券での滞在日数カウントと、よくある勘違いを整理。
Schengen 圏の「90/180 ルール」は、ヨーロッパをノマドで周遊する日本人が最も誤解しやすいルールです。多くの人が「90日間のビザ」だと思っていますが、実際は 180日という移動ウィンドウ で計算される、やや複雑な仕組みです。
ルールの本当の意味
Schengen 圏に入国する日に、過去180日のうち90日を超えていない必要があります。この180日は毎日更新されるため、1月1日にリセットされるわけではありません。
つまり、90日連続で滞在した場合、次に入国できるのは90日経過後です。短く区切って入出国する場合は、過去180日の滞在日数が常に90日以下であれば再入国できます。
よくある誤解
誤解1: 「週末にロンドンに出れば日数がリセットされる」
これは間違いです。Schengen 圏を出た日数だけは 180日のウィンドウから除外されますが、それは 90日後 に反映されます。週末の出国は時計を止めるだけで、リセットしません。
誤解2: 「クロアチアで日数を稼げる」
クロアチアは 2023年1月1日から Schengen 加盟国 となりました。古いブログの情報を信じず、現行の加盟国リストを必ず確認してください。ルーマニア・ブルガリアも 2024年3月に空港・海路で加盟済みです。
誤解3: 「日本人は 90日以上滞在できる」
日本人は Schengen 圏に対してビザなしで 90日滞在できますが、180日で 90日 というルールは他国と同じです。日本人だから有利ということはありません。
3つの実用パターン
パターンA: 90日 in / 90日 out
最もシンプル。Schengen 圏を90日満喫して、次の90日はジョージア・アルバニア・セルビア・モンテネグロなどの非 Schengen 圏で過ごします。
パターンB: 45日 in / 45日 out / 45日 in
ローリングウィンドウを活用する方法。最初の45日が180日の計算から順次外れていくため、出たり入ったりが柔軟になります。
パターンC: 長期ビザで Schengen カウントから外す
ポルトガル D8、スペイン DNV、エストニア DNV などの長期滞在ビザを取得すれば、その国での滞在日数は 90/180 のカウントに含まれません。長期でヨーロッパにいたい人はこれが一番確実です。